薬物療法:薬物名(商品名)
疾患の概要
妄想と幻覚,感情の異常,思考の異常,行動の異常,疎通性の異常,自閉性,了解不能の行為などの症状が観察される.
主な症状
診断/臨床検査値
主な発症原因
中脳被蓋野から大脳皮質(前頭前野)へ当社しているドパミン作動性神経が中心的な役割をしている.
殆どの抗精神病薬がドパミン受容体に対する拮抗作用を示すこと,逆にドパミンを遊離し,再取り込みを阻害するアンフェタミンやメタンフェタミンが,妄想型の精神分裂病と似た症状を惹起することから,精神分裂病は,脳内のドパミン作動性神経が過剰に活動して生じるという「精神分裂病ドパミン仮説」が生まれた.最近,興奮性アミノ酸作動性神経,GABA作動性神経,セロトニン作動性神経,神経ペプチドとの関係など,色々な要因が考えられている.
薬物療法解説
作用機序
殆どの薬物には,ドパミン D2 受容体遮断作用がある.
主な副作用
錐体外路系の症状(振戦,筋硬直など),急性ジストニア(舌,顔面,首,背中の筋の攣縮),アカシジア(長時間正座不能),遅発性ジスキネジア,悪性症候群(カタトニー,昏睡,過高温,ミオグロビン血症)など
服薬指導
相互作用