パーキンソン病
パーキンソニズムを呈する疾患
1.特発性パーキンソニズム |
1.自覚症状 |
<参考事項> |
原因 |
1.パーキンソン病 |
症状 |
・50〜60歳代で最も発症しやすい。(患者の約60%) |
治療法 |
薬物治療を主体(特にドパミンの補充療法)にして行う。 |
ハ |
パーキンソン病 |
血管性パーキンソン病 |
薬剤性パーキンソン病 |
発症 |
緩徐 |
時に急激にストローク様 |
投与開始から週・月単位で発症 |
初発症状 |
振戦 |
歩行障害 |
歩行障害、無動 |
経過 |
進行性 |
階段的 |
原因となった薬剤の減量ないし中止で改善 |
振戦の性質 |
安静時 |
姿勢時 |
姿勢時、動作時 |
固縮の性質 |
歯車様 |
鉛管様 |
鉛管様、歯車様 |
症状の左右差 |
左右差認める |
両側性 |
両側性 |
CT・MRI所見 |
異常所見なし |
大脳基底核、大脳白質に多発性梗塞 |
異常所見なし |
L-DOPAの反応性 |
良好 |
無効 |
無効 |
1.薬効の動揺性 |
ハ |
作用機序 |
一般名(商品名) |
適応症 |
|
ド |
L-dopa |
前駆体 |
L-dopa |
パーキンソン病 |
前駆体 |
カルビドパ |
|||
ドパミン遊離促進 |
塩酸アマンタジン |
パーキンソン症候群 |
||
* |
D2 |
ブロモクリプチン |
産褥性乳汁分泌抑制、乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫、末端肥大症、下垂体性巨人症、パーキンソン症侯群 |
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D2 > D1 |
ペルゴリド |
パーキンソン病 |
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D2 |
タリペキソール |
|||
MAO-B阻害薬 |
ドパミン代謝阻害 |
セレギリン |
パーキンソン病に対するL-dopa含有製剤との併用療法(過去のL-dopa含有製剤療法において、+分な効果が得られていないもの:Yahr 重症度ステージ I 〜 IV) |
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抗コ |
ムスカリン受容体遮断 |
トリヘキシフェニジル(アーテン) |
突発性パーキンソニズム、その他のパーキンソニズム(脳炎後、動脈硬化性)、抗精神病薬投与によるパーキンソニズム・ジスキネジア・アキネジア |
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ノル |
ノルエピネフリン補充 |
ドロキシドパ |
パーキンソン病(Yahr重症度ステージ III)におけるすくみ足、立ちくらみの改善、以下の疾患における起立性低血圧、失神、立ちくらみの改善:シャイドレーガー症候群、家族性アミロイドポリニューロパチー |