2.交感神経系に作用する薬物
カテコールアミン |
構 造 |
ドパミン |
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ノルエピネフリン |
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エピネフリン |
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イソプレナリン(別名イソプロテレノール) |
ドパミン |
ノルエピネフリン |
エピネフリン |
イソプレナリン |
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アドレナリン受容体親和性 |
β1>α1>α2 |
α1>α2>β1>β2 |
α1=α2=β1=β2 |
β1=β2>>α2 |
主な薬理作用 |
腎血管拡張 |
細動脈収縮 |
細動脈収縮 |
心収縮力増大 |
主な臨床応用 |
急性循環不全 |
急性低血圧 |
アナフィラキシーショック |
気管支ぜん息 |
適用法 |
点滴静注 |
点滴静注 |
静注、皮下注、筋注 |
吸入 |
酵素 |
阻害薬 |
Tyrosine hydroxylase |
α-メチルチロシン(α-MT) |
DOPA decarboxylase |
α-メチルドパ、カルビドパ |
Dopamine-β-hydroxylase |
ジスルフィラム |
酵素 |
阻害薬 |
COMT |
フロプロピオン、ピロガロール |
MAO |
サフラジン、セレギリン、パージリン、トラニルシプロミン |
薬物名・構造 |
要点 |
フェニレフリン |
・α1刺激作用強力。 |
ナファゾリン |
・α1刺激作用を持つ。 |
エチレフリン |
・α、β刺激作用を持つ。 |
メトキサミン |
・α1刺激作用を持つ。 |
ドブタミン |
・β1刺激作用。(-)体はα1刺激作用、(+)体はα1遮断作用 |
デノパミン |
・β1受容体を選択的に刺激する。 |
サルブタモール |
・β2受容体を比較的選択的に刺激する。 |
トリメトキノール |
・気管支β2受容体を刺激→気管支ぜん息に適用。 |
テルブタリン |
・β2受容体を比較的選択的に刺激する。 |
プロカテロール |
・β2受容体刺激作用を持つ。 |
オルシプレナリン |
・β受容体刺激作用を持つ。 |
リトドリン |
・子宮筋のβ2受容体を選択的に刺激する。 |
薬物名・構造 |
要点 |
チラミン |
・チーズ、ワインなどに含有。(薬物ではない) |
アンフェタミン |
・覚せい剤 (d体 > l 体) |
薬物名・構造 |
要点 |
エフェドリン |
・麻黄に含まれるアルカロイドである。( l 体) |
ドパミン |
・NEの生合成の前駆体であるカテコールアミン。 |
直接型 |
受容体 |
エピネフリン |
α、β |
ノルエピネフリン |
α>β |
イソプレナリン |
β |
フェニレフリン |
α1 |
ナファゾリン |
α(1) |
ドブタミン |
β1 |
デノパミン |
β1 |
サルブタモール |
β2 |
プロカテロール |
β2 |
リトドリン |
β2 |
間接型 |
混合型 |
チラミン |
エフェドリン |
アンフェタミン |
メチルエフェドリン |
メタンフェタミン |
ドパミン |
薬物名 |
要点 |
アメジニウム |
・交感神経終末へのNE再取り込み阻害作用、MAO阻害作用をもつ。 |