副交感神経興奮薬(コリン作動薬)
AChのムスカリン作用 |
AChのニコチン作用 |
AChを投与するとムスカリン受容体が刺激を受けて血圧が下降する。 |
アトロピン投与によりムスカリン受容体が遮断されているが、多量のACh投与により交感神経節や副腎髄質のニコチン(NN)受容体が刺激され、血圧が上昇する。 |
薬物名・構造 |
ムスカリン作用 |
ニコチン作用 |
ChE 感受性 |
応用 |
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循環器 |
消化管 |
膀胱 |
眼 |
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ベタネコール |
+ |
+++ |
+++ |
++ |
− |
− |
腸管麻痺、排尿困難(尿閉) |
カルバコール |
+ |
+++ |
+++ |
++ |
+++ |
− |
緑内障 |
メタコリン |
+++ |
++ |
++ |
+ |
+ |
+ |
薬物名 |
要点 |
ピロカルピン |
・ヤボランジ葉のアルカロイドである。 |
ムスカリン |
・ベニテングダケのアルカロイドである。 |
ベタネコール |
・消化管機能低下による慢性胃炎、腸管麻痺、麻痺性イレウス |
カルバコール |
・緑内障治療と診断・治療を目的とした縮瞳 |