奥田知将准教授が日本薬剤学会旭化成創剤研究奨励賞!

静岡市で5月30~6月1日に開催された日本薬剤学会第33年会で、奥田知将准教授が2018年度日本薬剤学会旭化成創剤研究奨励賞を受賞しました(受賞テーマ:噴霧急速凍結乾燥技術を基盤とした肺深部送達型吸入粉末剤の開発とその応用)。本賞は、製剤の機能化、最適な投与方法とそれに合った剤形開発、製剤の処方研究によって目標とする新規製剤の開発に顕著に貢献した者を対象として、旭化成(株)の協賛のもとで日本薬剤学会から授与されます。奥田准教授は、噴霧急速凍結乾燥法により簡便に製造可能な中空多孔性粉末微粒子の吸入剤応用を目指して処方・製造条件の最適化を進め、疎水性アミノ酸のL-ロイシンを分散補助剤または賦形剤として応用することで、使用者の吸入流量や吸入器の分散性能に依らず優れた肺送達性が安定して得られる粉末微粒子の製造に成功しています。また、この技術を基盤として、リポソーム・ナノクリスタル・核酸ナノ複合体などの機能性ナノ粒子を搭載したドラッグデリバリーシステム型吸入粉末剤の開発を展開し、日本発・世界初の革新的な吸入粉末剤としての実用化が期待されます。

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