名城大学薬学部

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OSCE

OSCE運営委員長
野田幸裕 教授(医薬連携実習部門)

薬学部6年制の教育年限の改変と同時に実務実習の期間が、4週間から24週間と大幅に延長されます。この長期実務実習を受けるには、各大学の協力のもとに作られた薬学共用試験に合格しなければなりません。実務実習では薬剤師免許を持たない学生が、実際に調剤業務や患者と向かい合い服薬指導を行うことから、基本的な知識・技術・態度が身についているかを薬学共用試験で問います。薬学共用試験は、CBT(Computer Based Testing)とOSCE(Objective Structured Clinical Examination)の二つのテストで行われ、OSCEは客観的臨床能力試験といわれ、実技試験によって薬剤師としての基本的技能・態度、例えば調剤技能や患者さんに服薬指導をするための技能と態度を評価する試験であります。すなわち、受験学生は、調剤や模擬患者に対して医療面接や情報提供を実施し、評価者はあらかじめ設定された「評価表」のチェック項目によりそれぞれの技能や、コミュニケーション能力などを評価します。

名城大学薬学部では平成18年2月7日・8日に、6年制薬学教育において実施される6ヶ月長期実務実習の実施資格を担保する薬学共用試験OSCEを想定し、本学部3年生(261名)を対象として「第1回 平成17年度名城大学薬学部OSCE」を実施しました。2ステーションにおいて、1.医療面接、2.情報提供、3.薬剤の調製(散剤)、4.薬剤の調製(水剤)の4課題について学生は、課題ごとの評価細目にしたがって現役薬剤師(愛知県薬剤師会)および名城大学薬学部の教員による客観的評価を受けました。

本年度の「第2回 平成18年度名城大学薬学部OSCE」は、平成19年2月8日(木)・9日(金)に本学部3年生(262名)を対象として、対象学生の4年次の病院・薬局における4週間実務実習の資格を担保する実技試験として実施しました。本年度は、3ステーションにおいて、1.手洗い・2.注射剤の調製(ステーション1:無菌操作)、3.医療面接・4.調剤薬鑑査・5.服薬指導(ステーション2)、6.散剤の調製・7.水剤の調製(ステーション3:薬剤の調製)の7課題を実施しました。学生は、愛知県薬剤師会、愛知県・岐阜県病院薬剤師会の現役薬剤師、全国の薬科大学・薬学部の教員および名城大学薬学部の教員による客観的評価を受けました。

当日は、市内の開局薬局の薬剤師、全国の薬科大学・薬学部の教員・事務系職員が見学に来られ、本学部の全教員およびOSCE進行の補助役としての大学院が参加しました。医療面接、情報提供の課題における模擬患者(SP)は、本年設立された「名城大学SP研究会」の一般模擬患者および事前トレーニングを受けた本学部1・2年生が演じました。本OSCEは大規模な盛事でありましたが、全プログラムは円滑に進行し成功裡に終了しました。

今回のOSCEでは、260名あまりの学生を一度に7課題を実施できたことが実証されたこと、名城大学薬学部の全教員が本プログラムに取り組んだこと、愛知県・岐阜県病院薬剤師会とも連携がとれたこと、「名城大学SP研究会」を設立し、本学部1・2年生が模擬患者体験プログラムから患者を理解することができたなど、非常に意義深いものでありました。今後は、近隣の薬系大学、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会などとさらに連携を深め、薬学共用試験OSCEが、円滑に実施できるようにしていきたいと考えております。なお、本OSCEの模擬患者体験プログラムは、名城大学薬学部医療人GPの支援により一部行われました。

OSCE開始前の評価者・見学者への
全体説明

OSCE開始直前の受験学生の様子

課題の情報提供でフィードバックを
行っている場面

本年度新たに課題として加えた
注射剤の調製を行っている場面

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