名城大学薬学部における研究活動
名城大学薬学部で行なっている多様な研究は,次の3つの目標分野に大別することができます.
- 医療・環境・衛生に役立つ研究
- 新しい医薬品を創製する研究
- 自然界にある現象を科学的に解明する研究
こうした研究と学生諸君はどういう係わり方をするのでしょうか.4年生になり,卒業研究をする時には,所属する研究室で,これらの研究の一端を担うことになるのです.さらに,大学院では,修士課程,博士課程の学生が研究推進の大きな原動力となり,高度な専門的能力を研究を通して培うことができるのです.
この目標分野には, 痴呆,癌,糖尿病,じん臓病,バセドウ病,白内障などの病気の発生原因や治療法に関する研究があります.
<学習・記憶のテスト>
<記憶をよくする薬の投与>

また,農薬・化学薬品の環境汚染物質,食品添加物に関する研究などがあります.
この目標分野では,動物・植物・微生物などから,薬となる物質を検索してその構造を解明し,さらに合成して新薬を創る研究を行っています.
これとは別に,コンピュータを使い,新薬をデザインして優れた薬効をもつ医薬品を人工的に合成する研究も行っています.
また,薬が体内で効果的に効く剤型や,投与方法などについても研究しています.
この目標分野は,自然界に存在する未知の現象に興味をもち,その正体を解明する研究です.
例えば,ホタルイカなどの発光生物はどんな発光物質がどう変化するとき光るのかという研究,蛇毒はどんな物質で,何故毒になるのかという研究などがあります.
また,実験室で行っている化学反応,生物の行動,物質の特性に関わる研究なども学問的な価値の高いものが含まれ,やがて,人類のために役立つ成果となるでしょう.
<ホタルイカの神秘的な発光>

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