解熱鎮痛薬の使用上の注意事項
症状の確認
- 熱があるとき(38℃以上?) ⇒ 解熱鎮痛剤
- 月経痛,頭痛などの痛み ⇒ 解熱鎮痛剤
- 胃痛 ⇒ 胃腸薬
- 総合感冒薬 などの併用は,成分が重複するので避ける
用法についての注意
解熱鎮痛剤の成分
- ピリン系(イソプロピルアンチピリン),非ピリン系の確認
- 抗炎症作用の有無の確認
- 胃腸障害の副作用に注意
◎ アスピリン
- 解熱,鎮痛,抗炎症作用を合わせ持つ
- 胃腸障害に注意
- 胃腸の弱い人には,アスピリンのアルミニウム塩や制酸剤を配合したものを使うか,胃腸障害が比較的少ないアセトアミノフェン配合のものに替える
- ピリン系の薬ではない
◎ イブプロフェン
◎ アセトアミノフェン
- 小児用の薬はこの成分が殆ど
- 抗炎症作用はあまりない
- ACE 処方のA 成分として配合
◎ イソプロピルアンチピリン
- スイッチOTC
- ピリン系の薬なので,ピリン疹などの副作用に注意
◎ エテンザミド
◎ ブロムワレリル尿素
- 催眠・鎮静作用,眠気に注意. 車の運転などは避ける
- 長期連用を避ける
◎ (無水)カフェイン
参考文献:
・堀 美智子監修,OTC ハンドブック 1999-2000
−基礎から応用まで−