消化性潰瘍治療薬


●消化性潰瘍治療薬の種類

消化性潰瘍治療薬

攻撃因子抑制薬

抗ストレス薬

抗不安薬

デパス,セルシン

中和剤

制酸薬

マーロックス,酸化マグネシウムゲル,アルミゲル

胃液分泌抑制薬

抗コリン薬

コランチル,ファイナリンG

抗ガストリン薬

ウガロン,プロミド,セクレパン

ムスカリン受容体拮抗薬

ガストロゼピン

2 受容体拮抗薬

タガメット,ザンタック,ガスター

プロトンポンプ阻害薬

オメプラール,オメプラゾン,タケプロン

防御因子増強薬

潰瘍病巣部位保護薬

アルサルミン,アズレン,マーズレンS

粘液分泌促進薬

セルベックス,ケルナック

粘膜微小循環改善薬

ノイエル,ソロン,アプレース

肉芽形成促進薬

アスコンプ,グルマール,ソルコセリル

プロスタグランジン製剤

ロノック,アロカ,カムリード

         (中原保裕 著,処方がわかる医療薬理学,学研,1999)


寛解療法:強い痛みや症状を感じさせる活動期から,それが治癒するまでの治療期間

攻撃因子抑制薬(H2 受容体拮抗薬も含む),防御因子増強薬

維持療法:その後の再発を防止させるための治療期間

防御因子増強薬,H2 受容体拮抗薬

(注)H2 受容体拮抗薬(H2 ブロッカー)は,維持療法としても使う.治ったからといって急に投与を止めると,再発(リバウンド)するので,暫くの期間(数ヶ月〜1年位)服用を続けながら,徐々に投与量を減らし,防御因子増強薬を使用していく.


胃酸分泌のメカニズム

  


参考文献:

・中原保裕 著,処方がわかる医療薬理学,学研,1999