時間割番号

2211,2214

学 科 目 名

 病 理 ・ 疾 病 論 I

英 語 名

 Disease and therapeutics I

担 当 者

 平 松 正 行 助教授  

単 位 数
2単位

 医【選択】

 薬【選択】

研 究 室

 7号館7F 薬品作用学研究室

開講
学科


開講
学年

2年

開講
時期

後期

開講
曜日

火曜日

開講
時限

1,2限

授 業 の 概 要 ・ 到 達 目 標  

 患者に使う薬について学ぶ方法には2通りある.一つは,病気の治療に重点をおいた説明であり,もう一つは,薬物を中心にその作用機序を解説していく方法である. この両者が十分に理解され,各々の患者の状態にあった薬物を選択していくのが,薬物治療学の究極の目標となる.

 薬物の作用機序については薬理学で解説されるので,この病理・疾病論では,機能形態学(解剖学,生理学),生化学,分子生物学,臨床医学などを習得した上で,病気(病理・疾病)を理解することに重点を置き,その上で,病的な状態の身体に何故薬が必要なのか,また有効なのかを理解し,生体の生理的反応を利用してその制御機構を調節することにより,少しでも病的状態を緩和したり,不快な症状を緩和する薬の役割を理解することを目標とする.

 この病理・疾病論や(臨床)薬物治療学 I および薬理学を総合的・体系的に学ぶことにより,薬物治療学の基礎を身に付け,応用としての薬物治療学,すなわちケーススタディー等を通し,個々の患者に適した薬物の選択ができる薬剤師を目指す.

 講  義  の  要  旨  

回数
講義予定日
授  業  計  画 ・ 内  容    
担  当

9月30日

疾病と病態生理学・病態生化学総論

平松

10月7日

日和見感染症,難治性感染症,耐性菌感染症,院内感染症とその治療薬について説明できる.

馬場先生(名古屋大学)

10月14日

かぜ症候群,インフルエンザの病因とその治療薬について説明できる.

野崎先生(中京病院)

10月21日

脳腫瘍,てんかんの病因とその治療薬について説明できる.

梶田先生(名古屋大学病院)

10月28日

小テスト1,加齢と生理機能の変化,妊娠と生理機能の変化について説明できる.

平松

11月11日

疼痛と痛みのコントロールについて説明できる.

横山先生(元中京病院)

11月18日

パーキンソン病/パーキンソン症候群の病因とその治療薬について説明できる.

金田先生(学内)

11月25日

 振り替え→12/4

12月4日

精神・神経疾患のうち,うつ病,そう病の病因とその治療薬について説明できる.

尾崎先生(名古屋大学)

統合失調症,神経症,心身症の病因とその治療薬について説明できる.

10

12月9日

小テスト,講義の復習

平松

11

12月16日

老年期の疾患,アルツハイマー病,アルツハイマー型老年痴呆の病因とその治療薬について説明できる.

遠藤先生(国立中部病院)

12

1月6日

脳内出血,脳梗塞,クモ膜下出血の病因とその治療薬について説明できる.

古井先生(名城病院)

13

1月13日

 上記講義の復習

平松

成績評価の方法

出席状況,定期試験,復習小テストおよびレポートなどで総合評価する.

科目に対するアドバイス

病理・疾病論では,臨床現場の第1線で活躍されている医師や,それぞれの疾患の専門家の講義を中心に行うので,目的意識を高く持って講義に望むこと.

オフィスアワー

 随時可,または E-mail :mhiramt@ccmfs.meijo-u.ac.jp

教科書

疾病・病態マニュアル 岡野,神谷,松山 編 (南山堂)

参考書

疾病と病態生理 橋本,佐藤,豊島 編 (南江堂)