主な担当授業
主な担当授業
森 裕二
1年生
基礎有機化学 (後期:Aクラス月2、Cクラス月1)
2年生
有機薬化学I (前期:Aクラス月1、Cクラス月2)
化学系応用実習 (後期:火水木3〜5限前半部分)
3年生
基礎薬学演習V (後期:ABクラス水1、CDクラス水2)
5年生
機能分子合成化学 (前期4,5月:火曜リレー形式)
坂井 健男
2年生
化学系応用実習 ( 後期:火水木3〜5限前半部分)
3年生
生物有機化学 (前期:ABクラス月2、CDクラス月1)
基礎薬学演習V (後期:化学系)
5年生
機能分子合成化学 (前期4,5月:火曜リレー形式)
有機反応機構の書き方
反応機構問題を解くときに、どういう手順で考えたらよいかのロジックが体系的にしっかりと説明されている良著です。反応機構問題が出来たつもりでも、なかなか点数がもらえないような学生さんには是非読んで欲しい一冊です。 いかに1章の考え方を身につけ、各反応機構ごとに矢印の書き方をマスターできるかが重要です。
演習で学ぶ有機反応機構
東大福山研のセミナーで用いられた演習問題をまとめたもの。
非常に良質な演習問題が揃っており解説が非常に詳しいですが、反応機構を書く論理までは詳細に説明されていないため、ある程度基本的な矢印の動かし方が身についてから挑戦するのがよいと思います。反応機構問題が得意でどんどん実力を伸ばしたい人には手にとって挑戦して欲しい一冊です。
マクマリー生化学反応機構
解糖系やクエン酸回路等代表的な代謝経路や生合成経路の大まかな流れを説明した後に、それぞれの反応の機構が巻き矢印を使ってしっかりと解説されています。本著の理解には高度な化学の知識を必要とするわけではありませんので、ソロモンレベルからでも充分に理解可能だと思います。有機化学を一通り学び終えた学生が生化学を学習し直すのには本著を強く推奨します。
ソロモン新有機化学(2017年度入学生まで)
指定教科書でした。
ウォーレン有機化学
有機化学を一通り勉強した2,3年生以上にお勧めの教科書です。基本的に軌道を意識した記述が多く見受けられ、有機化学を一通り学び終わった学部生がさらに詳しい知識を得るのには最も適した教科書だと思います。内容は基礎とアドバンスドの中間くらいなので、1年生から本書で勉強するのは少し骨が折れるかもしれません。
人名反応に学ぶ有機合成戦略
代表的な人名反応の歴史、反応機構、合成応用例が人名反応事に五十音順でまとめられています。 順番が五十音であるため一人での自習用としてはやや使いづらい点はありますが、その反応の発見から応用までの歴史や参考文献が充実しており、 研究室のセミナーの勉強等のお供としておすすめです。参考文献が巻末にまとめられている分、英語版の法が使いやすいと思います。
化学系研究室所属後〜大学院
番外編 (おもしろ化学サイト)
MAD SCIENCE
Theo Gray氏のMAD SCIENCEのページ。金属Naと塩素ガスCl2から食塩を作るなど、普通ではやろうと思わないような化学実験?の動画や写真が載っています。英語ですが、動画が激しいので理解できると思います。
BRAINIAC
イギリスの某理科教育番組(らしい)BrainiacのYoutube動画。金属Li〜Csまでのアルカリメタルを水の中に入れて爆発させる動画など。やや下ネタ気味なのもあります。
化学関係の教科書・参考書購入における参考チャート(リンク先はAmazon.co.jp)
薬学の現カリキュラムではカバーできていない部分。時間に余裕のあれば、是非手に取ってみてください。(対象学年1年生以上〜)
マッカーリ・サイモン物理化学
物理化学の中でも有機化学と特に密接な関係にある量子力学についての記述が分かりやすい教科書です。
量子力学は薬学部で学ばない数学の公式等が出てくるため自習は困難を極めますが、本著は数学章が分かりやすく、また、 各公式をどうやって導いたのかが段階をおって丁寧に説明されています。有機や無機化学を深く学びたい人には是非自習して欲しい本です。
学部1年生向け
困ったときの有機化学 (2,500円+税)
有機化学の基礎の基礎の部分考え方が段階をおって非常に分かりやすくまとめられています。1年次基礎化学、基礎有機化学、2年次有機薬化学1までの、理解の助けになると思います。
この一冊を自習して、基本的な考え方をしっかり身につければ、有機化学を学ぶ上で全てを丸暗記する必要はなくなり、テストで点を取るのが楽になると思います。
シュライバー・アトキンス無機化学
薬学のカリキュラムから消滅して久しい無機化学ですが、有機・生化両方と密接に関連する重要な分野です。所々に量子論を基礎とした数式が散見されるので自習をしていく上で取っつきにくいところはありますが、酸と塩基の項目、群論、配位に関する記載などは目を通しておくと有機・生化両方の理解の助けになると思います。
物理化学(量子力学)・無機化学
基礎化学の理解の助けに
生化学領域の理解の拡大に
化学関連Website
学部1年生〜
Chem-Station
一般から専門家向けまで化学の話題を網羅している素晴らしいWebsite。必見。
有機化学美術館
「有機化学美術館」「医薬品クライシス」等、一般向け化学の名著を書かれている佐藤健太郎さんのホームページ。
ChemPort
有機化学関係のリンク集。ブログの速報インデックスや各種データ・研究室・論文へのリンク。
学部3年生以上〜
演習問題集(基礎から中上級レベルまで)
(有機化学の理解を深めるために)
Advanced Organic Chemistry
(Carey & Sundberg)
英語で書かれている大学院レベルの教科書の中で、最もポピュラーなものです。
有機系の研究室にはいり、大学院に進学する人は手に取ってみてください。
大学院講義有機化学
さらに高度な大学院レベルの教科書のうち、数少ない日本語の教科書です。 やはり、英語のみで勉強するのは大変なので、有機系の研究室にはいり、大学院に進むことが決まったら購入するとよいと思います。
スタンダード薬学シリーズ (化学系薬学)
SBOによる項目分けは体系的な理解の妨げになる面もあり、初めて有機化学を学ぶ学生さんの自習用テキストとしては、あまりお勧めしません。とはいえ、国試はここの内容を意識しているような印象が有るので、6年生が国試(化学)の範囲を確認するのには使えるかも。
教科書の理解を深めるための
良い演習問題集
薬剤師国家試験における有機化学の範囲はおおよそオレンジの枠内です。ソロモン/スミス〜ウォーレン(一部を除いて)
学部1年生〜
MIT’s Channelより 有機化学の実験操作ビデオ(英語)
有機化学の基本的な実験操作に関する動画。
www.freelance-teacher.com
http://www.freelance-teacher.com/videos.htm
物理・一般化学・有機化学などの講義ビデオ集。有機化学に関しては豊富で、一般的な有機化学の教科書の全内容までが説明されています。
講義の予習や復習に使ってください。英語ですが、集中して聞けば理解できると思います。
ヴォート生化学
生体内で起きている事象を、化学的に丁寧に説明している生化学の教科書です。1,2年次では、生化学は暗記科目になりがちですが、有機化学をよく勉強した学部3,4年以降に、もう一度本著やマクマリー生化学反応機構で勉強し直すことをお勧めします。生化学で「暗記」してきた内容を、「理解」へ昇華させることができると思います。
生化学との関連
3年生用
生物有機化学
(2019.9.22更新、リンク張り直しました)
6年生用
特別講義
(2019.9.19更新)
4年生用
基礎薬学総論
(2019.9.26更新)
生物有機化学演習
スミス有機化学(2018年度入学生から)
現在の指定教科書です。
練習問題は、章末・章間
ともに、良質です。
しっかり勉強してください。
クリック有機化学 (2,200円+税)
動画(アニメーション)+音声で解説をしてくれる有機化学の入門書です。ナレーションの声に賛否があるようですが、内容は非常に良く作り込まれています。教科書を読むのが苦手、授業が早くて着いていけないと言う人は、一度試して見てください。
内容自体はかなり広い範囲をカバーしており、基礎化学、基礎有機化学、有機薬化学1〜3の内容に加え、生化学1、医薬資源化学、構造解析学、分析化学の各科目に関連するコンテンツも含んでいます。
体験版のページ↓
http://www.kagakudojin.co.jp/special/click_yuki/click_oc.html
青本 (化学)
国試対策参考書として人気がある薬ゼミの青本ですが、基本的には6年生用の国試対策演習問題本と考えてください。1〜4年生は、ソロモン、スミス、困ったとき、クリックあたりで勉強してください。
国試対策
(6年生)
6年生の皆様へ:特別講義で言い忘れたコメント
医薬品化学の領域については、右の本(化学構造と薬理作用)の巻末に、国試形式っぽい練習問題が結構収載されています。国試対策として、必要だと思う人は、入手して下さい。図書館にも置いてます。
応用演習18 (生物有機化学)
(2019.5.24更新、誤っていた部分を訂正しました。)