|
|
略歴
天然有機化合物の構造解析、すなわちユズリハ・アルカロイドの単離と構造決定の後、メタステーブル・イオンを利用した有機化合物の気相イオン構造の研究などを経て、現在、化学・薬学分野の英語の文章をコーパスとして単語や語句の用法の解析研究を行っている。
その間名城大学薬学部で薬学英語の教育を担当するだけでなく、岐阜薬科大学では平成4年度より5年間にわたり化学・薬学英語の教育を担当した。また、名古屋大学大学院工学研究科では平成4年度より平成14年度まで11年間にわたって科学技術英語の講義を行った。さらに、平成10年から平成14年までの5年間三菱重工業研修所において科学技術英語の講師を務めた。
著書
英語分野では、「120パーセント科学英語」化学同人 (1994)、「リーディング科学英語」化学同人 (1995)、「理系学生のための英語活用術」学術図書 (1998)などの共著書の他に、単著で「化学英語用法辞典」東京化学同人 (2001)を上梓している。
研究テーマ
専門英語を対象とした解析研究の目標は、日本人が言語体系の全く異なる英語を使って自己表現をするとき、すばやく適切な表現法が見出せるお手伝いをしたいということである。したがって、化学英語用法辞典についてもより効果的に役立つよう改良を重ねたいと考えている。