研究紹介

臨床薬物治療室Ⅱでは、新薬の開発にかかわる、いわゆる「治験」を多く行っています。

主に、国際共同試験が中心ですが、国内治験も多く含まれます。最近行ったものではDPP4阻害薬の循環器系疾患発症リスクを従来治療と比較した国際共同試験や、新規経口抗凝固薬とワルファリンとの有効性・安全性を比較した試験などがあり、いずれも現在臨床で多く使われている薬となっています。現在は、高コレステロール血症に対する全く新しい治療薬(PCSK9阻害薬)の臨床試験や、新規作用機序を持つ糖尿病治療薬(SGLT2阻害薬)の腎保護作用に関する臨床試験などを行っています。

研究も臨床研究が中心で、愛知医科大学病院での循環器系薬剤に関するものが多く、最近の配属学生(アドバンス学生)の研究テーマも、新規抗凝固薬の実臨床における処方状況や、有効性・安全性の評価などを行っています。

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