森田さんが日本薬剤学会永井財団学部学生七つ星薬師奨励賞受賞!
静岡市で5月16~18日に開催された日本薬剤学会第34年会で、森田さんの発表「ドラッグリポジショニングを指向した吸入粉末製剤開発②:薬物Aの噴霧乾燥粒子設計」が永井財団学部学生七つ星薬師奨励賞を受賞しました。本賞は、(財)永井記念薬学国際交流財団の援助のもと、卒業研究、実務実習等に関する優れた研究発表を行った学部学生を表彰するものです。本研究では、既存の経口薬で新たに見出された抗がん活性を肺がん治療に応用するために、噴霧乾燥法による吸入粉末製剤化に取り組みました。その中で、賦形剤としてシクロデキストリンとロイシンを組み合わせることで、薬物の難水溶性を劇的に改善するとともにこれらの賦形剤を単独で用いるよりも優れた肺送達性を発揮することを見出しました。これらの成果から、吸入製剤化による既存薬再開発 (ドラッグリポジショニング)の推進が期待されます。