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森さんが日本薬剤学会第41年会で最優秀発表者賞を受賞

 当研究室6年生の森研翔さんが、京都で開催された日本薬剤学会第41年会で発表した「オリゴペプチドを用いたアデノ随伴ウイルスベクター搭載吸入粉末製剤の開発」が、6月5日に最優秀発表者賞を受賞しました。本賞は、32歳未満の発表者を対象として、一般演題 (口演A)の中から特に優秀なものを選出し、授与するものです。

 本研究では、遺伝子治療に適用可能なアデノ随伴ウイルスベクター (AAVV)を安定に搭載した吸入粉末剤の開発に当たり、種々のオリゴペプチドを賦形剤に用いて噴霧急速凍結乾燥法によりAAVVの粉末製剤化を試み、これまでに有用性を見出してきたジペプチド (diLeu)と比較検証しました。その結果、粉末製剤化後もAAVVの活性を十分に保持するとともに、マウスへの肺内投与後にdiLeuよりも優れた肺内遺伝子発現効果を達成する新たなオリゴペプチドを見出しました。これらの成果から、AAVVを用いた吸入遺伝子治療の実現が期待されます。

直井さんが日本薬剤学会永井財団学部学生七つ星薬師奨励賞を受賞

 当研究室6年生の直井香純さんが、京都で開催された日本薬剤学会第41年会で発表した「デキサメタゾン含有肺内ナノ粒子形成型吸入粉末製剤のin vitro細胞内取り込み/抗炎症作用特性」が、6月4日に日本薬剤学会永井財団学部学生七つ星薬師奨励賞を受賞しました。本賞は、公益財団法人永井記念薬学国際交流財団の援助のもと、卒業研究、実務実習などに関する優れた研究発表を行った学部学生を表彰するものです。

 本研究では、抗炎症薬であるデキサメタゾンパルミチン酸エステル (DexP)の肺内ナノ粒子形成型吸入粉末製剤化を目的として、ナノ粒子成分が異なる種々の粉末製剤を作成し、培養細胞での細胞分布および抗炎症効果の評価を通じて比較検証しました。その結果、DexP単独よりも優れた抗炎症効果を発揮するDexP封入ナノ粒子を溶解後に形成する粉末製剤の処方を明らかにするとともに、その効果の増大が細胞分布とは異なる因子によりもたらされる可能性を見出しました。今後のさらなる検討により、吸入剤としての実用化が大きく期待できます。

杉浦さんが日本薬学会第146年会で2年連続となる学生優秀発表賞を受賞

杉浦元紀さんが、3月に関西大学千里山キャンパス(吹田市)で開催された日本薬学会第146年会で口頭発表した演題「賦形剤を含む凍結乾燥アデノ随伴ウイルスベクターの保護機構および保存安定性」が、学生優秀発表賞(口頭発表の部)に選出されたことが、4月15日に公表されました。本賞は、学部学生および大学院生の発表者を対象として、一般学術発表 (口頭発表)の中から特に優秀なものを選出し、授与するものです。本研究では、遺伝子治療に用いられるアデノ随伴ウイルスベクター (AAVV)について、凍結乾燥後も活性を保持可能な賦形剤が、凍結乾燥ストレスからAAVVを保護するメカニズムを解明しました。また、保存安定性に乏しいAAVVを前述の賦形剤を用いて、凍結乾燥法または噴霧急速凍結乾燥法により粉末製剤化することで、AAVV液剤よりも高い保存安定性が得られ、長期保存が可能となることを実証しました。これらの成果から、AAVVを用いた遺伝子治療製剤のさらなる発展・普及が期待されます。杉浦さんは、前年度の日本薬学会第145年会(福岡)に引き続き、2年連続での受賞となります。また、杉浦元紀さんは4月より、薬物動態制御学研究室の特任助教として研究を続けています。

杉浦元紀さんが博士号を取得し、特任助教に就任

薬学研究科博士課程で研究を進めていた薬物動態制御学研究室の杉浦元紀さんが、「セルロース誘導体を用いた肺滞留性に優れた吸入粉末剤の開発」と題する博士論文を名城大学に提出し、3月17日に博士(薬学)の学位を授与されました。また、杉浦さんは4月1日付で薬学部特任助教に就任し、薬物動態制御学研究室で引き続き研究を進め、学生実習などの教育を担当することになりました。

「製剤技師」試験問題集第3集が出版

岡本教授が監修を務めた、日本薬剤学会認定「製剤技師」試験問題集第3集が、2026年3月25日、じほうから出版されました。製剤技師認定制度は、医薬品メーカーなどにおいて製剤に携わる研究・開発・製造担当者のうち、日常業務の遂行上必要とされる共通の基礎的かつ専門的事項及び法規・制度の学識を修得している方々を、日本薬剤学会が「製剤技師」として認定する制度です。第3集では第11回(2020年度)から第15回(2024年度)の試験問題と解説をまとめました。岡本教授は長年製剤技師認定委員を務め、現在はアドバイザーとして試験問題の準備から実施まで円滑な運営に尽力しています。

学位記綬書式で杉浦さんが大学院生謝辞、加藤さんが優秀学生表彰

3月17日(火)にマリオットアソシアホテルで挙行された名城大学薬学部・薬学研究科学位記授与式で、当研究室の博士課程4年生の杉浦さんが大学院修了生を代表して謝辞を述べました。また、学部卒業生の加藤さんが優秀学生表彰されました。

LIONS ARENAに薬物動態制御学研究室の銘板付座席

名城大学開学100周年記念アリーナ(愛称:LIONS ARENA)が完成し、3月14日(土)にお披露目イベントが開催されました。当研究室は、「名城大学開学100周年記念アリーナ椅子銘板募金」を行って、微力ながら100周年事業に協力させていただいています。当研究室の銘板付座席はS8-2列-1番に設置されました。アリーナ入口に近い4階南側観客席にあります。研究室の指定席というわけではありませんが、アリーナを訪れた際にはぜひ確認してください。

当研究室の論文がプレスリリース(2025年11月20日)

下記論文が名城大学からプレスリリースされました。

掲載誌:Journal of Pharmaceutical Sciences 114 (2025) 103907

タイトル:Development of an inhaled spray-freeze-dried powder composed of methyl cellulose and a dispersion enhancer for prolonged pulmonary drug retention and high aerosol performance

著者:Motoki Sugiura, Tomoyuki Okuda, Hirokazu Okamoto

論文のポイント

・粘膜付着剤と分散補助剤を組み合わせた中空多孔性に富む粉末微粒子を簡便に作成
・分散補助剤の適用により、粉末微粒子の気中分散性・肺送達性・耐吸湿性を改善
・小動物への気管内投与で、毒性を示すことなく、肺内での薬物滞留性の向上を達成

詳細は下記URLから参照できます。

https://www.meijo-u.ac.jp/news/asset/7a4b8beac0c71a244feae3f56aedb269.pdf

日本薬学会東海支部特別講演会開催(2025年10月28日)

世界的な製薬機器メーカーであるHarro Höfliger Verpackungsmaschinen GmbH社のRespiratory Science ExpertであるIrene Rossi博士をお招きし、日本薬学会東海支部特別講演会を新1号館402教室で開催しました。演題は「Engineering Dry Powders for Respiratory Delivery: Current and Future Paradigms」。呼吸器疾患の市場、現在注目されているペプチドや核酸医薬の吸入剤化、吸入剤による薬物全身送達、吸入用粉末のカプセル充填機など、多岐にわたるお話を予定を大幅に超える1時間15分され、そのあとも多くの質問にお答えいただきました。写真を撮り忘れて残念。

製剤設計学の教科書「薬学DDS第2版」出版

本学の3年生後期の必修科目である製剤設計学の教科書「薬学DDS第2版」が、2025年8月17日に京都廣川書店から出版されました。執筆は、岡本浩一教授、奥田知将准教授、当研究室の卒業生で京都大学医学部附属病院薬剤部の平大樹講師の3名で行いました。今回の改定では、臨床使用されなくなった製剤は削除し、初版が出版された2019年以降新たに市場に登場したDDS製剤を新たに取り入れました。一般的なDDS関連の教科書と異なり、疾患ごとに用いられているDDSをまとめています。単にDDSのメカニズムを解説するだけでなく、臨床現場でその疾患に対してどのような薬剤が使われていて、どのようなニーズからそのDDS製剤が開発されたのかを解説しています。また電子書籍を1冊につき1デバイスにインストールすることができます。定価7,800円+税、ISBN978-4-910844-58-9。

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