薬学部の伊藤さんが日本薬剤学会永井財団学部学生七つ星薬師奨励賞を受賞

5月16~18日にウインクあいち(名古屋市)で開催された日本薬剤学会第38年会で、薬学部の伊藤さんの発表「ドラッグリポジショニングを指向した吸入粉末製剤開発⑦:噴霧乾燥法による高投与量薬物A製剤化の再挑戦」が日本薬剤学会永井財団学部学生七つ星薬師奨励賞を受賞しました。本賞は、公益財団法人永井記念薬学国際交流財団の援助のもと、卒業研究、実務実習などに関する優れた研究発表を行った学部学生を表彰するものです。本研究では、既存の経口薬で新たに見出された薬理活性を肺疾患治療に応用するために、噴霧乾燥法による吸入粉末製剤化に取り組みました。その中で、当該薬物を高含量で粉末微粒子化可能な新規製造条件を見出すとともに、得られた粉末微粒子が吸入器の性能や患者の肺機能によらず良好な肺送達性を発揮する優位性を明らかにしました。これらの成果から、吸入製剤化による既存薬再開発 (ドラッグリポジショニング)の推進が期待されます。

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