杉浦さんが日本薬学会第146年会で2年連続となる学生優秀発表賞を受賞
杉浦元紀さんが、3月に関西大学千里山キャンパス(吹田市)で開催された日本薬学会第146年会で口頭発表した演題「賦形剤を含む凍結乾燥アデノ随伴ウイルスベクターの保護機構および保存安定性」が、学生優秀発表賞(口頭発表の部)に選出されたことが、4月15日に公表されました。本賞は、学部学生および大学院生の発表者を対象として、一般学術発表 (口頭発表)の中から特に優秀なものを選出し、授与するものです。本研究では、遺伝子治療に用いられるアデノ随伴ウイルスベクター (AAVV)について、凍結乾燥後も活性を保持可能な賦形剤が、凍結乾燥ストレスからAAVVを保護するメカニズムを解明しました。また、保存安定性に乏しいAAVVを前述の賦形剤を用いて、凍結乾燥法または噴霧急速凍結乾燥法により粉末製剤化することで、AAVV液剤よりも高い保存安定性が得られ、長期保存が可能となることを実証しました。これらの成果から、AAVVを用いた遺伝子治療製剤のさらなる発展・普及が期待されます。杉浦さんは、前年度の日本薬学会第145年会(福岡)に引き続き、2年連続での受賞となります。また、杉浦元紀さんは4月より、薬物動態制御学研究室の特任助教として研究を続けています。
