第34回日本ストレス学会学術総会

会長挨拶

 この度、第34回日本ストレス学会学術総会を、平成30年10月27日(土)、28日(日)に、名城大学 街ナカ(ナゴヤドーム前)キャンパスに於いて開催させて頂くことになりました。この場をお借りして、一言、ご挨拶を申し上げます。
 ワーク・ライフバランスや働き方改革など、ライフスタイルの変更・改善を目的とした官民連携の様々な取り組みが全国的に進められております。そのような取組みの1つとして経済産業省が、昨年「プレミアムフライデー推進協議会」を設立し、ライフスタイルの変革を目指しましたが、実際にプレミアムフライデーを取り入れているところは少なく、実現には色々な問題が山積しています。社会を取り巻く環境は、効率性、生産性を求め、その目標を達成するための長時間労働もなくなりません。「ストレス」を完全には無くすことができない現代社会では、ストレスマネジメントの重要さが言われています。ストレスから受ける影響を緩和・減少させることが出来れば、健全な心身を保つことができます。それには、ストレスとは何かを、多面的に知る必要があります。そこで、第34回日本ストレス学会学術総会では、「ストレスの多面的解釈にむけて:基礎からマネジメントまで」をテーマに、色々な立場からストレスについて考える機会に出来ればと企画させて頂きました。心身医学領域、精神科領域、心理学領域、コメディカル領域からの疑問と基礎研究の知見を合わせ、適切なストレスマネジメントに繋げられないかと考えています。

 会場となる名城大学 街ナカ(ナゴヤドーム前)キャンパスは、平成28年4月に完成し、JR名古屋駅より中央本線「大曽根駅」から約10分、地下鉄 名城線の「ナゴヤドーム前矢田駅」からは約3分と、交通の便が良いところに位置しています。近くにはナゴヤドーム、ショッピングセンターもある、街中のキャンパスです。ストレスを感じない、市民にも開放されたオープンなキャンパスで、「ストレス」をテーマに熱い議論がされることを期待しています。
 今回の学会では、特別講演やシンポジウムの他、口頭による一般演題も幅広く募集します。奮って多くの発表、ご参加をお願いします。また、27日(土)には、キャンパス内のレストラン、ムーガーデンテラスにて懇親会を開催しますので、色々な領域の先生方との情報交換と親睦の場として頂ければ幸いです。
 東海地区は、東京や大阪とはまったく違った独自の文化を発展させて参りました。その独特の食文化の知名度も高まりつつあり、最近では「名古屋飯」と称され、全国で親しまれています。2日間ではございますが、学会とともに、名古屋を存分にお楽しみいただければ幸甚です。
 多くの皆様のご参加を心よりお待ち致しております。 

平成30年2月吉日
第34回日本ストレス学会総会 会長 平松 正行
名城大学薬学部長・薬品作用学研究室 教授

大会事務局

名城大学薬学部薬品作用学(事務局長:間宮隆吉)
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