薬学ハイテク・リサーチ・センター
「環境重視型創薬研究プロジェクト」
第1回 研究成果報告会
(研究代表者 名城大学薬学部 教授 榊原 仁作)
開催日時:平成11年6月19日(土) 13:00〜16:30
場 所 :名城大学薬学部 6号館62教室
プログラム
司会 研究代表者 榊原
仁作 挨拶 名城大学薬学部長 鈴木
良雄 演題 ブドウ‘巨峰’のスチルベノイド 名城大学薬学部
教授(医薬資源化学研究室) 丹羽 正武 ブドウ栽培農家で廃棄物として処理されている“巨峰”の幹のコルクを、肝臓病の妙薬として使われている野生のヤマブドウの代替品、および新たな薬用資源として活用する可能性を検討することを目的として研究している。これまでに10数個の新規スチルベノイドを単離し、その化学構造を絶対配置を含めて決定した。 演題 名古屋市立大学薬学部
講師(薬用植物園研究実習施設) 永津 明人 我々は安全で強力な天然抗酸化物質の探索を行っています。廃棄物の資源化も視野に入れ、油糧種子油粕を単離源にベニバナ、ワタの油粕の抗酸化物質の探索を行いまし
た。含有量の多い成分の遺伝子保護・障害活性、糖化蛋白質最終生成物生成抑制活性も検討し、安全で多機能な抗酸化物質探索を目指した結果と経過を報告します。 ショート・トーク 名城大学薬学部
教授(医薬品機能化学研究室) 前波 勇 ( 休 憩 15 分 ) 演題 名城大学薬学部
教授(薬品作用学研究室) 鵜飼 良 オピオイド(麻薬および類似物質)は,オピオイド受容体に結合後,痛みの伝達経路を選択的に遮断することによって鎮痛作用を示すが,同時に高次脳機能にも影響することが知られている.オピオイドによる脳機能の調節作用を明確にするため,特に学習・記憶過程と行動異常に及ぼすオピオイドの作用に着目した. 名城大学薬学部
助教授(放射化学研究室) 中澤 清 名城大学薬学部
教授(病態生化学研究室) 三輪 一智 名城大学薬学部
教授(生体機能分析学研究室) 金田 典雄 挨拶 名城大学学長 網中 政機