ISO14001認証取得の取り止め・キャンパス内全面禁煙・クリーンアップ大作戦
ISO14001認証取得の取り止めと新しい環境方針について
名城大学及び名城大学附属高等学校は、平成13年9月21日、「環境への負荷の低減」という社会的要請に応えるため環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001(以下、「ISO」という)認証取得に向けたキックオフ宣言をいたしました。平成14年6月13日にはISOの認証取得を実現し、今日まで4度の認証更新を経て、約12年間に渡りISO認証の環境マネジメントシステムを運用し、全学的に環境保全活動を推進してまいりました。
このたび、これまでの取り組みの成果として、学内構成員への環境意識の定着及びISO認証で得た運用ノウハウの蓄積に鑑み、平成26年6月12日をもってISO認証取得を取り止め、外部機関に依らない自立型の推進体制への転換を図ることといたしました。具体的には、これまでのISO認証に係る運用ノウハウをベースに本学独自の環境マネジメントシステム(「Meijo-EMS」)を構築し、新たに掲げる名城大学環境方針(別添)の達成、環境保全活動の更なる推進を実現してまいります。
教育研究機関としての社会的責任を真摯に果たし、社会から真に求められる学校像を追及してまいります。引き続き教務員の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
キャンパス内全面禁煙
名城大学薬学部の使命は、医療の一翼を担い信頼される薬剤師を養成し、国民の健康と福祉に貢献することであります。これまで、新入生をはじめ在学生に禁煙を呼びかけ、その結果、喫煙者の数は年々減少しています。同時に、構内分煙を推進して、喫煙区域を減らしてまいりました。しかし、喫煙は本人のみならず、周囲の人々の健康を害することが明らかであります。国民の健康と福祉に貢献できる薬剤師の養成をめざす名城大学薬学部としては、薬学部の教育理念に照らし、「構内分煙」では、まだ不十分であると考えていました。そこで、薬学教育が4年制から6年制に移行した平成18年度から、薬学部のキャンパスを「全面禁煙」にすることといたしました。「全面禁煙」は、学生を含めた学内外の関係各位に「規則」として押しつけるのではなく、教育の一環として、喫煙者が自らの健康と周囲の人々への害を自覚し、自らタバコをやめられるように、学部をあげた支援事業であると考えています。
クリーンアップ大作戦
名城大学薬学部では、年6回、大学周辺の道路の清掃を行っており、この活動をクリーンアップ大作戦と呼んでいます。この活動の趣旨は、大学は広く地域社会の中で共存していることを学生・教職員がともに自覚することです。この活動を通して、学生諸君には、少しでも社会的マナーや公共性について考え、それを身に着けていただきたいということです。
名城大学薬学部は学生諸君に対して、常々“自分だけのことを考えるのではなく、広く社会の一員であることを自覚し、医療にたずさわる人間にふさわしい奉仕の精神を育んでほしい”と教えています。この「クリーンアップ大作戦」に参加することによって、その後の学生諸君の心や行動の中に、少しでも良い変化をもたらすことが出来ればと願っています。