平成24年度高校生体験実験講習会
平成24年7月21日(土)名城大学薬学部において、「高校生体験実験講習会」が開催されました。本行事は、本学開学75周年記念事業の一環として開催した「中学生・高校生体験実験講習会」から数えて今年度で12回目の開催となります。今年度は、実験Ⅰ「サリチル酸からアスピリンとサロメチールを作ってみよう!」と実験Ⅱ「注射薬をまぜてみよう:注射薬の配合変化とその予測」の2テーマを薬学部7号館共同学生実習室の一階と四階を利用して実施しました。当日は愛知、三重、岐阜、静岡、福井の東海・北陸の国公立(9校)、私立高校(19校)の高校生の他、付き添いの父母や高校教諭も参加した楽しい実験講習会(参加高校生64名、父母9名)となりました。
体験実験のアンケート結果
実験に参加した高校生の100%が「実験は楽しかった」と答えました。また、91%の参加高校生が「実験講習会で化学(理科)に対する興味が増した」と回答しました。さらに、参加高校生の83%が「実験講習会は進路選択に役立った」と答えました。実験Ⅰと実験Ⅱの参加者全体において、95%の参加者が「講習会に満足した」と答え、そのうち67%は「大変満足した」と回答しました。今年度の参加高校生は学年別では、1年生が27%、2年生が31%、3年生が42%であり、3年生の参加者がやや多かったことがわかりました。参加者の性別では、昨年度と同様に男子が約3割、女子が約7割でした。尚、本学薬学部の平成24年度入学者の比率は男子約4割、女子約6割でした。
<実験Ⅰ>
分液ロートを用いて水層と有機層を分けているところです。
反応でできた生成物に乾燥剤を入れているところです。
<実験Ⅱ>
「バイアルやアンプルはアルコール綿で清拭してから取り扱います。
注射器でアンプルから薬液を吸い採っているところです。
<全体>
実験Ⅰを担当した本学部教員とティーチング・アシスタントです。
実験Ⅱを担当した本学部教員とティーチング・アシスタントです。