名城大学薬学部

名城大学薬学部

文字サイズ
教育

ホーム > 社会活動 > サイエンスパートナーシップ・プロジェクト(SPP) > SPP薬学講座「高校生にくすり作り体験を通じて『患者に優しい薬剤』にするための工夫を知ってもらう実験講座」(2006/8/21~23)

SPP薬学講座

SPP薬学講座「高校生にくすり作り体験を通じて『患者に優しい薬剤』にするための工夫を知ってもらう実験講座」(2006/8/21~23)

名城大学薬学講座の報告

本講座は「高校生が大学教育に触れることで、学習の動機づけや幅広い学力の向上を図るとともに自らの適性を見出し、将来の進路意識の明確化や進学目的の形成に繋がること」を趣旨とし、三重県立伊勢高校と名城大学が連携したSPP事業のひとつとして平成18年8月21日~23日の3日間にわたって実施したものです。

1日目は、実験のねらいなどを本学薬学部の武田助教授が同高校で実験講義をしました。
2,3日目は、伊勢高校生が名城大学薬学部に来ていただき、くすり作りを体験してもらいました。
講習会の模様は中日新聞(8月23日朝刊)に掲載されたほか、NHK「ほっとイブニング」(8月22日)(動画が再生します)でもニュース放映されました。

実験項目の内容

  1. 錠剤の試作 : 粉末の混合、練合、造粒、乾燥、整粒、打錠
  2. カプセル剤の作成 : 顆粒のカプセル詰め
  3. 散剤の作成 : 粉末医薬品の薬包紙を用いた分包
  4. 軟膏剤の作成 : 成分の練合、小分け

実験のねらい

くすりは実際に使われるとき、いろいろな形<製剤>で患者に投与されています。錠剤、カプセル剤、散剤、軟膏剤といった代表的なくすりの形<剤形>を高校生につくってもらい、「患者に優しい薬剤」にするためにどんな工夫がされているのかを知ってもらう実験講座です。これは名城大学の高大連携教育事業の一環として三重県立伊勢高校との連携で実施したものです。

アンケート結果

受講した高校生の全員が「実験講座は楽しかった」と答え、そのうちの72%が「非常に楽しかった」と答えました。また、受講者の89%が「この実験講座で化学(理科)に対する興味が湧いた」と答え、94%が「進路選択に役立った」と答えました。

実験のようす

薬包紙に分割した粉薬を包んでいます。

アシスタントの大学院生が薬包紙の折り方を説明しているところです。

後方に見える打錠機で受講者がつくった顆粒から錠剤をつくりました(錠剤には名城大の刻印が押されます)。

カプセル充填器を使って顆粒をカプセルに詰めています。

実験も無事終了して、楽しそうです。

伊勢高校の生徒さん、引率の先生方と、本学薬学部の担当教員との集合写真です。

ページ
トップへ