SPP薬学講座
SPP薬学講座「食育および生活習慣病と関連づけた思考力、表現力、判断力の育成」(2009年6月~9月のべ5日間)
名城大学薬学講座の報告
本講座は「高校生が大学教育に触れることで、学習の動機づけや幅広い学力の向上を図るとともに自らの適性を見出し、将来の進路意識の明確化や進学目的の形成に繋がること」を趣旨とし、東邦高校(名古屋市)と名城大学が連携したSPP事業のひとつとして平成21年6月から9月にわたって実施したものです。東邦高校の1年生31名を対象として名城大学薬学部7号館4階学生実習室やマルチメディア教室において食育や生活習慣病に関する生徒の主体的な学習を支援しました。
実験の内容
まず、マインドマップを用いた思考力強化をおこなう。具体的には、 栄養、生活習慣などから気づくことを樹形図にまとめる。生活習慣などの悪化から予想される病気や症状を考え、それらを問題解決的な手法を用いて協同的に学習する。ついで食事調査(3日間)を実施に臨み留意事項を聴く(自分の栄養バランス、カロリー摂取量、朝昼夕のバランス、間食など)。
さらに「身体活動量計〔歩数計〕による運動量調査(3日間)」の留意点について講義を受ける。講義後、生徒が個別に歩数計を装着して、自身の運動量を調査する。
一般目標
健康を維持させるためには、摂取する栄養のバランスと適切なカロリーが重要であることを説明できる。
到達目標
- 三大栄養素について説明できる
- 五大栄養素について説明できる
- 食育について説明できる
実験のようす
1回目(6月5日):事前学習で取り組みのねらいと身体活動量計の使い方を確認しました。
2回目(7月8日):マップを作るためのグループ討論。
2回目(7月8日):作成したマップの発表で表現力の育成をはかりました。
3回目(7月8日):食事調査内容の記入。
4回目(7月21日):食事頻度調査データの入力と解析しました。
5回目〔9月5日〕最後に学習成果の発表会をしました。