実務実習事前学習(6年制課程)
実務実習事前学習について
薬学教育開発センター
実務実習部門
はじめに
薬学教育6年制では、5年次に病院及び薬局でそれぞれ11週間(合わせて22週間)の長期実務実習を実施します。その実務実習に先立ち、大学内(医薬情報センター、モデル化された薬局・クリーンルーム等)において薬剤師業務に関するシミュレーション教育として事前講義・演習(事前学習)を実施します。
本学部における事前学習は、「卒業後、医療に参画できるようになるために、病院実務実習・薬局実務実習に先立って、大学内で調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師職能に必要な基本的知識、技能、態度を習得する。」ために、薬剤師の業務の流れを意識したケース課題を基に学習者自らが判断し、何を解決しなければならないのかを学習することで、薬剤師に必要な基本的な知識・技能・態度を身に付け、薬剤師の役割を考察することを目標としています。
概要
具体的な内容は、実務実習モデルコア・カリキュラムの事前学習に関する学習目標に基づき、3つのユニットから構成しています。各ユニットは、講義・演習・SGDから組み立てており、形成的に学習ができるようプログラムしています。
- 【オリエンテーション】事前学習を始めるにあたって(1日間)
- 【第1ユニット】処方せんに基づく調剤、無菌調製・注射薬管理(10日間)
- 【第2ユニット】患者情報と服薬指導(5日間)
- 【第3ユニット】薬剤師業務とリスクマネジメント(5日間:自己学習を含む)
- 【総合演習】(5日間:自己学習を含む)
また、オリエンテーションでは、薬剤師倫理に関する講義、マナーセミナーを実施し、事前学習期間中、常に心がけるよう指導しています。
講義・演習風景
準備中